空き家は、所有しているだけで税金や維持費がかかりますし、誰も住んでいない家をそのままにしておくと老朽化が進み倒壊する可能性があります。
さらに火災の危険があることをご存じですか?
そこで今回は、不動産の売却を検討している方に向けて、空き家で発生する火災の原因と防ぐための対策、さらに所有者の責任について解説します。
空き家なのに火災が発生するの?考えられる原因は何?
「誰も住んでいないのになぜ火災が発生するの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、実際に空き家で発生した火災の具体例をご紹介して、原因を考えてみましょう。
とある地域で、突然空き家から出た火が隣の家に燃え移るという事例が発生し、住宅2棟が全焼する大きな火災になりました。
ガス漏れによる爆発や、配線器具のトラブルが原因で空き家から出火するケースもありますが、この家はしっかりと鍵がかけられていたので、原因は外側だと考えられます。
たとえば放火、タバコのポイ捨てなどです。
実は火災の原因で、何年も連続で1位なのは「放火」です。
消防庁に報告されている全国の総出火件数が年間約44,000件だった年、その約19%にあたる約8,500件が、放火もしくはその疑いによるものだったそうですよ。
人が住んでいない家は狙われやすいですから、空き家の所有者は特に注意しなければなりませんね。
空き家で火災が発生しないようにするための対策
続いて空き家で発生する火災を防ぐための対策を、いくつかご紹介しますね。
●人感センサー付きの照明を設置する
●電気・ガスを確実に止める
●新聞紙や雑誌・灯油タンクなどを撤去する
●目立つところに管理会社の社名や連絡先を書いたものを貼っておく
●家の管理をしてきれいにしておく
不審者は、人の気配がする家には近づきにくいものです。
人が近づいたら点灯するセンサー付きの電灯をつけたり、管理会社の看板を設置したりと、人の気配がするような工夫をしましょう。
また燃えやすいものは撤去し、草取りや清掃をしてきれいにしておくことも大切ですよ。
空き家で火災が発生した際の所有者の責任について
もし空き家から出火して、隣の家にも被害を与えた場合、空き家の所有者が責任を問われるケースがあります。
所有者に重大な過失があったとみなされた場合は、多額な損害賠償金を請求される可能性もありますよ。
そのようなリスクを避けるために、空き家にも火災保険をかけておくことをおすすめします。
まとめ
空き家は、所有しているだけで税金や管理する手間がかかるだけでなく、火災の危険があります。
放置されたままの家は不審者に狙われやすく、放火によって出火し、隣の家にも延焼する可能性があります。
火災が発生した場合、所有者が責任を問われますので、心配な方は空き家の売却を検討するのも選択肢の一つですよ。
私たちトータルハウスコレクションは、立川市周辺の新築一戸建てを中心に扱っております。
不動産売却の相談もおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓