築年数の古い不動産は売却できるのか、不安に思っている方はいませんか。
解体には費用もかかるため、できればこのまま売却したいですよね。
今回は、築年数の古い不動産を売却したい方におすすめのインスペクションにフォーカスします。
そもそもインスペクションとは何か、費用相場やどのようなメリットがあるのかについて深掘りするので、今後の参考にしてみてください。
不動産売却におけるインスペクションとは？
不動産売却におけるインスペクションとは、簡単にいうと該当物件の健康診断のことです。
専門家（建築士やインスペクター）によって、物件内部から屋根裏や基礎・外壁・設備まで調査します。
2018年に宅地建物取引業法が改正され、不動産会社は、売主と買主にインスペクションについて説明することが義務になりました。
もともと海外では不動産売却における主流のサービスなので、今後は日本でもますます注目されるでしょう。
売主が実施する場合は、不動産会社と媒介契約を結んだあと、売却活動を始める前のタイミングが一般的です。
不具合があった場合は売却価格を見直すか、修繕するかを選択しましょう。
不動産売却で活用したいインスペクションにかかる費用
インスペクションの実際の費用は、どのくらいかかるのでしょうか。
結論からいうと、目安は5万円前後です。
ただし、不動産の種類（戸建てやマンション）や延床面積、オプション（給排水管検査など）の有無などによって費用は大きく異なります。
報告書の作成が別料金の場合もあるため、依頼する前に詳細をチェックしておきましょう。
検査にかかる時間は1時間から3時間程度ですが、報告書が届くまでには1週間程度かかるため、スケジュールの調整にも注意が必要です。
相場からかけ離れた価格帯の業者は、作業内容に不安が残るため、慎重に検討してくださいね。
不動産売却におけるインスペクションのメリットは？
最後に、不動産売却におけるインスペクションのメリットについてご説明します。
インスペクションの実施で考えられるメリットは、下記の3つです。
物件の資産価値が上がる
インスペクションを実施済という付加価値があり、古い不動産でも買手に安心感を与えられます。
インスペクションを実施していない物件との差別化も図れるでしょう。
トラブルの防止につながる
事前に不具合がわかっているため、引き渡し後のトラブルを防ぐことが可能です。
買主が見つかりやすい
築年数が古い物件にも一定数の需要があるため、安全な物件だとわかれば、より買手が見つかりやすいでしょう。
まとめ
今回は、不動産売却におけるインスペクションについて詳しくご紹介しました。
インスペクションは、売主と買主の不安を取り除き、トラブルを防いでくれる画期的なサービスです。
古い不動産の売却で悩んでいる方は、ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。
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